口唇口蓋裂

口唇口蓋裂

妊娠の2~3ヶ月の頃につながる唇や上顎が何らかの問題でうまくくっつかなかった場合。日本では約500人に1人の割合で生まれつき生じる病気の中では多く見られる病気の1つです。

病名

  • 唇裂:唇が割れている状態
  • 口蓋裂:唇が割れていなくて、口の中の上顎だけが割れている状態
  • 唇顎口蓋裂:唇から上顎を含め、口蓋垂まで割れていて、唇裂と口蓋裂が合併している状態
  • 粘膜下口蓋裂
  • 先天性鼻咽腔閉鎖機能不全症
  • など


症状

見た目の問題のほか、食事や言葉が鼻から漏れることによりお食事や発音の問題が生じます。また顔面の発育が抑制される、割れている部分に歯が生えないことにより歯並びの問題などが生じます。

治療の流れ

  • 1口唇裂・口蓋裂の診断

  • 2出生前~出生早期の指導および処置

  • 3口唇形成術(一時的および二時的一次手術)

  • 4口唇形成以後から口蓋形成までの指導および管理

  • 5口蓋形成術(一次手術)

  • 6口蓋形成以後から顎裂部骨移植までの指導および管理

  • 7顎裂部骨移植術

  • 8口唇裂・口蓋裂の二次手術

  • 9歯列矯正治療

  • 10口唇裂・口蓋裂の上顎骨前方移動



当院は「自立支援・顎口腔機能施設」ですので、健康保険での矯正治療の対応が可能です。(口腔外科での入院手術も健康保険が適応されます。)

歯列矯正保険適応症例:唇顎口蓋裂、ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む。)、鎖骨・頭蓋骨異形成、クルーゾン症候群、トリーチャーコリンズ症候群、ピエールロバン症候群、ダウン症候群、ラッセルシルバー症候群、ターナー症候群、ベックウィズ・ヴィーデマン症候群、尖頭合指症、ロンベルグ症候群、先天性ミオパチー、顔面半側肥大症、エリス・ヴァン・クレベルド症候群、軟骨形成不全症、外胚葉異形成症、神経線維腫症、基底細胞母斑症候群、ヌーナン症候群、マルファン症候群、プラダーウィリー症候群、顔面裂、筋ジストロフィー、大理石骨病、色素失調症、口‐顔‐指症候群、メビウス症候群、カブキ症候群、リッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、ウィリアムズ症候群、ビンダー症候群、スティックラー症候群、小舌症、頭蓋骨癒合症、骨形成不全症、口笛顔貌症候群、ルビンシュタイン-テイビ症候群、染色体欠失症候群、ラーセン症候群、濃化異骨症、6歯以上の非症候性部分性無歯症、チャージ症候群、マーシャル症候群、下垂体性小人症、ポリエックス症候群(クラインフェルター症候群)、リング18症候群

口唇裂(こうしんれつ)とは

唇が割れている状態を口唇裂といいます。赤ちゃんがお腹にいる間に口元の突起の癒合が悪いためにおこる障害です。

口唇裂で手術が必要な理由

口唇裂は唇が割れている状態です。見た目だけでなく発音にも影響があるため、唇を左右対称に、且つきれいに繋ぎ合わせる必要があります。

口唇裂による障害とは

  • 顎や顔面の発育が悪い
  • 中耳炎にかかりやすい
  • 発音がしづらい

口唇裂で手術をするタイミング

一般的には、全身麻酔が安全にかけられる生後3ヶ月が目安といわれています。その後、成長に伴い骨格が変わるため、それに合わせた細かい調整が必要になってきます。
※治療開始時期についてはあくまで参考とし、医師に相談されることをおすすめいたします。

口唇裂の術後、気をつけるべきこと

鼻咽腔閉鎖ができずミルクを吸う力が弱い場合には、ゴム乳首を使用することもあります。その他、術後注意すべきことについては、担当医師にご相談ください。

口唇裂による傷跡について

適切な時期に外科手術を行えば、成長にも影響はほとんどなく傷跡も徐々に消えていきます。

口蓋裂とは

鼻と口が完全に分かれず生まれる症状のことを口蓋裂といいます。赤ちゃんがお腹にいる間におこる障害です。

口蓋裂(こうがいれつ)の原因と遺伝について

口蓋裂は遺伝的な要因が多いと言われています。しかし、その他にも環境要因を主としてさまざまな要因が重なった場合に、胎児の唇や上顎に繋がり忘れ(裂)が残る可能性が高まるともいわれています。

口蓋裂による障害と口蓋裂で手術が必要な場合について

口蓋裂は、発音の問題や歯並びの問題、中耳炎にかかりやすいなどの特徴があります。
まずは小児科で診断となり、必要があれば適切な時期に手術及び治療となります。

口蓋裂で手術をすべきタイミング

口蓋裂の手術時期の決定については、発音機能の回復と上顎の発育という問題が関わってきます。そのため、口蓋裂の手術は、おおむね 1歳から1歳2ヶ月の間となります。
※治療開始時期については重要な問題のため、医師に相談することをおすすめいたします。

口蓋裂の手術後に気をつけること

鼻咽腔閉鎖ができずミルクを吸う力が弱い場合には、ゴム乳首を使用することもあります。その他、術後注意すべきことについては、担当医師にご相談ください。

口唇裂・口蓋裂の費用について

口蓋裂や口唇裂などの先天的な咬合機能異常は保険適用となります。
※費用・医療費控除についてはこちらをご確認ください

口唇裂・口蓋裂でお悩みの方へ

口唇裂・口蓋裂の手術をしても、成長に伴い口腔内や顎に問題を抱える方が多くいらっしゃいます。当院は口唇裂・口蓋裂に起因する矯正治療の経験を積んだ歯科医師が診療いたしますので、安心してご相談ください。

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